ローレライ

太平洋戦争末期での潜水艦モノ戦争フィクション。


あらすじ〜
広島に原爆が落とされた日本。
腰抜け艦長と呼ばれていた男は、続いて計画されている原爆投下を阻止するという任務を任され、
降伏したドイツから運んできた新型潜水艦「伊五〇七」の艦長を命ぜられた。
その潜水艦にはある特殊な索敵装置を搭載しており、その名を「ローレライ・システム」といった。


戦争モノとしては、フィクションであることもあり、ストーリーが簡単なものになってます。
あまり歴史を知らないという人でも普通に理解できると思う。
出演している俳優さんは大物ぞろい。大好きな堤真一も出てた。
主役の役所広司が少しカッコつけすぎな感じだった。


見所はやはり戦争映画ということで戦闘シーン。
音楽もカッコいいし、スリルがあってよろしい。
潜水艦っていう非常に限られた空間っていうのも効果あるんだろな。


気になった点。
戦争映画で、「カッコいい」と思わせるようなのは、あまりよくないような気がした。
たとえ敵をやっつけたとしても、それは人殺しだってことを忘れさせてはいけないと思う。
あと、無駄に犠牲者を出して話を盛り上げるのもやめて欲しかった。
別に死なせんでいいやん。

ついでに、CGがしょぼかった。
PS3ならあれぐらいのをリアルタイムで動かせるんだろうな、って思ってしまった。


エンターテインメントとしては面白いんだけど、戦争をモデルにした娯楽作品っていうのもなぁ。
あまり気乗りしないです。