東京ゴッドファーザーズ 

千年女優」の今敏という監督の作品。

あらすじ〜
ホームレスのゲンさんとオカマのハナ、家出娘のミユキはダンボールの小屋に共同生活していた。
ある年のクリスマス・イヴ、3人はゴミ捨て場で赤ん坊が捨てられていたのを見つける。
ハナは自分が育てたいと言い、ゲンさんは警察に渡せと言う。
話し合いの末、赤ん坊を本当の親の元に返しに行くことに。


アニメだと思ってあなどるなかれ。アカデミー賞候補にもなった映画です。
ストーリーも脚本もキャスティングもアニメーションも文句なしの出来。
お見事というしかない。


主人公たちがホームレスだけど、「親子愛」がテーマ。
うんうん、大事だよね、家族って。


見終わった後、後味がいいのはもちろん、見ている途中ずっと気分よく見れた。
そういう映画は最近なかなかないと思う。
悪者と思われる登場人物は一人も出ないし、人も死なないし。
(あ、悪者出てた。大掃除とか言ってホームレスに暴力振るう子供ら。)


エンドロールで流れる曲「No.9」も秀逸。
あのベートーベンの「喜びの歌」をポップ調にアレンジしたものです。


この映画は、クリスマス・イヴから元旦にかけての話なので、
見るならその頃に見ることをお勧めします。