グッドナイト・グッドラック

就活終わってさっそく映画館で映画を見てきました。
ダヴィンチ・コードの公開日でしたが、
あえてここは前々から見たかった
「グッドナイト・グッドラック」
を見ました。


1950年代のアメリカで起こった反共産ヒステリー現象「赤狩り」に対抗したTVキャスター、エド・マローが主人公。
監督はオーシャンズ11などに出ていた俳優のジョージ・クルーニー


面白おかしい映画ではないですね。
教育テレビでやっててもおかしくないような。
ですが、全編モノクロで雰囲気出てました。
ところどころ入るジャズがまたいい。
レコードのようなノイズがサーって入ってたけど、
それさえ気にならなければ最高でした。
それよりも内容が好きなんです。
時の権力にまっこうから抵抗する、信念を貫く人間を描いたドラマ。
かっこよすぎ。


気になったセリフがいくつかありました。
「自国の自由が守れていないのに、他国の自由がどうこう言うのはおかしい。」というようなセリフがありました。
これは、今のブッシュ政権の対テロ・イラク政策に対しての批判として入れたセリフだと思います。
合法的に電話を盗聴したり、google社から検索ワードの記録を政府に提出させようとしたり、
自由にものを言えたり調べたりできないような国になりつつあるアメリカという国のことを
国民に伝えようとしているのかもしれません。


あと、「テレビから報道番組が無くなれば、それはただの箱に過ぎなくなる」みたいなことも言ってました。
確かに、視聴率がいいからと言って、クイズなどの娯楽番組のみになるとすると、
意味の無いくだらない番組のみになってしまうような気がします。
実際、今でも多くの番組はそういうくだらない内容でしかないように思えます。
大学から帰ってテレビをつけても、特別見たい番組などないですし、
とりあえず見ていても、陳腐な内容のものがほとんど。
中には、何も考えないで作ったな、と思わせる番組まであります。
(特に日テレはその傾向が強いように思えます。実際、報道番組の数が極端に少ない。)



個人的に報道番組や討論番組が好きなので、もっと増やしてほしいです。