父親たちの星条旗

久々に映画を見に行った。
来月はいろいろ忙しくて、見に行ってるヒマないかもしれないから。


前々から見たいと思っていたクリント・イーストウッド監督の戦争映画。
太平洋戦争の中で最も激戦だったか、
とにかく日米両方で兵隊がいっぱい死んだ、硫黄島の戦いを描いてる。



簡単にあらすじを説明すると、


島にある山にアメリカ国旗を立てたときの写真とそこに写った兵士たちが
軍事費不足で悩んでいたアメリカ政府の国債キャンペーンに使われて
行く街々で英雄と呼ばれるんだけど、
彼らはそういうふうに呼ばれるのがしんどくて
悩み苦しむ、っていう話。



率直な感想として、
戦いに勝っても、祖国に生きて帰れても、
戦争って人を不幸にするんだな、って思った。
ベトナム戦争でも、こないだのイラク戦争でも
心を病んで、帰国してもなかなか立ち直れない人もかなりいるって聞いた。


あと、戦争を知ってるというヤツほど何も知らん、っていうセリフがあった。
確かに。
テレビに出てきて戦争について話す大学教授や評論家、政治家や専門家のような人たちは
戦争がどうやこうやとえらそうに言ってるが、
実際にその目で見たことがないだろうに、
さも当然の如く言えたもんだ、と思う。


こういう文句を言ってると、
また「君は勉強不足だな。」とか言われそうだ。
でも、どうせ五十歩百歩だろう。




戦争なんて、見てきた人にしか真実はわからんもんだ。