モーターサイクル・ダイアリーズ

革命家チェ・ゲバラが若い頃にした、オートバイでの南米大陸の周遊旅行を描いたロードムービー


あらすじはというと、
医大生のゲバラは学者の友達とバイクでブエノスアイレスからベネズエラまでを旅行する。
お金をほとんど持ってない貧乏旅行なので、泊まるところと食事には苦労した。
だけど、訪れる街々では、美人の女の人と踊ったり、商店の人としゃべったり、いろんな人と出会っていく。


アルゼンチンを出てチリ、ペルーなどのそのまた地方に住む人たちは、都会とは生活環境がまったく違っていた。
貧困や差別が彼らを苦しめていたのだ。
その様子を目の当たりにしてゲバラ青年は心を痛める。
同じ言葉をしゃべる地域同士なのに、このような格差があることを初めて知った。
このことが後に革命を起こすきっかけになるのだろう。


ゲバラ青年は非常にマジメで、職をなくした人や、貧しいインディオの人たち、
ハンセン病の患者たちなど、どんな人でも分け隔てなく考えることができた。
言わば弱者たちの味方をしてしまう人なのだ。


僕も判官びいきな性格なので、こういう人に憧れてしまう。
権力にたてついて、弱者達のために闘う。
カッコよすぎます。


この映画では旅行が終わったところで映画も終わるんで、
闘ったりするシーンは全くないですけどね。


感想は
旅行好きな人が見れば、十中八九満足できると思います。
前半は移動のシーンが多くてちょっと退屈かと思ったら、
後半からいろんな貧しい人たちとかとの話が多くなって、
少しドキュメンタリー映画っぽくなってました。
全編スペイン語なのも雰囲気出てていいです。