バベル <BABEL>

今日は映画が千円の日だったので
久しぶりに映画館に行ってきた。
ついこの間公開になったバベルを見てきました。


カンヌ国際映画祭監督賞をもらったというだけあって
かなり難解なストーリーでした。
時間軸、場所が入り交わりながら進んでいきます。
場所はモロッコ、メキシコ、日本の3カ所なんですが、
時間が進んだり戻ったりするんですよ。


ロッコの砂漠に住んでるある少年2人が、ジャッカルを追っ払うために与えられたライフルでたまたま通りかかった観光バスで試しうちして、アメリカ人観光客の夫婦の奥さん(ケイト・ブランシェット)の胸を貫いてしまう。ちなみに旦那がブラッド・ピットね。
その夫婦の2人の子供とシッターのおばちゃんの物語がメキシコで、
ライフルの元持ち主とその聾唖(ろうあ)の娘の物語が日本で描かれることになってます。



やっぱり重いね、内容が。
暗いっていうわけでもないんだけど、
キャラクターの心の中身を客に考えさせるような。
アホな僕にはついていくだけで精一杯でした。



奥さんの命は結局助かるんだけど、
ようやく奥さんをヘリで搬送できるようになったときに
それまで世話してくれてたモロッコ人の男にお礼に「受け取ってくれ」とサイフからお金を出しても
その男は受け取ろうとしなかった。そんなのいらねぇよ!いいから行った行った!みたいな。
その無償の慈しみに感動しちゃった。泣きそうになった。
あともうひとシーン。
ブラピが奥さんの手術が開始されてから残された子供たちに電話するシーンがあって
息子の声を聞いて嗚咽するんだけど、
そこでもグッときた。
自分も子供できたら、ああなるんかな。
親なら誰でも子供の声聞きたいよな、きっと。



それよりさ、
大学の研究室時代の同期の一人と同姓同名の俳優が出演してるのにビビった。
まったくいっしょだよ、漢字まで。