Study about AT

久しぶりに仕事ネタ。


会社で僕はオートマを作る部署に所属してる。
ちなみに量産ではなく、技術開発のほう。
しかも制御系ということで、
仕事というよりも勉強してることのほうが多い。
制御する対象がきちんと理解できてないと、何もできないから。



・・・
これが難しい。
MTのように歯車が単純に噛み合ってるだけじゃない上に、
電子制御、油圧制御と制御系も複雑。
上司の話を聞くと、「ATは精密機器」なんだそうだ。


最近は、ATユニットを分解と組立をしながら構造を勉強中。
パソコンや教科書で勉強するよりはるかに楽しい!
ただ、しつこいくらいに「ケガするな」と言われる。
僕が所属する実験チームでは、ケガすることを非常に嫌う。
ケガをすると、グループ全体の業務が中断し、
「なぜそのケガが起こったのか」を徹底的に追求するらしい。
とにかく周りに大迷惑をかけることになるので、ケガだけはしないようにしよう。




んで、
ちょっと前に知ったオートマについての裏話。


ATユニットの中には
ATFオートマチックトランスミッション・フルード)
っていう潤滑油みたいな液体が詰まっている。
ほとんどの場合、このATFに関しては交換しなくてもいいように作ってるらしい。
なんでかって言うと、
さっきも言ったように、オートマは精密機器なので、
ヘタにATFを交換してしまうと小さなゴミなどが詰まってしまい、
変速できなくなる、つまり故障する可能性があるから。


ガソリンスタンドとかで、「ATF交換サービスしませんか」とか言われても、
断った方がよさそうです。


交換するなら正規のディーラーでやるのがいいとも聞いた。
ATの制御はそのATFの粘度や特性に合わせて行ってるため、
別の種類のものを使うと、ちゃんと制御されずパフォーマンスが低下することもあるから。




知っておいても損はしない情報じゃないでしょうか。