北海道旅行 〜3日目〜

ワールドカップ・ブラジル戦は午前4時からだったが、
起きたのは5時半ごろで、
後半戦の途中くらいから観た。

試合終了後の中田英がピッチに仰向けになって、
手で目を押さえていたのが印象的。残念やった。



朝飯食って知床に向けて出発。
前日に行った釧路湿原の横を通っていく。
やはり広い。
多くの動物が生息する、というこの土地で
その動物達が見られなかったのは心残り。


ひたすら急いで知床へ向かう。
昼の12時半に予約している観光船に間に合わなければならないからだ。


渋滞・信号がなく、おまけに道がまっすぐでスピードが出せるので
かなり速いペースで進めた。
途中、有名な摩周湖によることにした。
霧の摩周湖
世界で有数の透明度を誇るという。
カルデラ湖なので山に登らなければならない。


山を登るに連れて、濃霧発生。
さすが霧の摩周湖と言われるだけあるな。
展望台のある駐車場を発見。
410円取られた。
高い。
これって、トイレ行くだけでもお金取られんのかな。
車を止めた場所から展望台まで2~30メートルといったところか。
展望台も霧で見えない!
もちろん湖も見えるはずもない。
いちおう来たという証のために「摩周湖」の文字が入った石碑の前で
写真を撮ってもらった。


ルーレットでドライバーに当たってしまう。


下山。
下りる途中に、野生のキツネと出会った。
黄色い。
思っていたよりかなり小さい。
車を止めると、向こうから寄ってくる。
どこか申し訳なさそうに背中を丸めてチョコンと座り込んだり、
こちらをジーっと見つめたり、なんともいえないかわいさ。
一同のテンションも狂ったように上がった。


と思ったら、助手席以外がまた睡眠状態に。
ぼばんは朝4時からサッカーの試合を見ていたらしいので、しょうがないが。


ひたすら知床へと走る。
知床半島に入って、ちょっとしたところに
オシンコシンの滝という、なんとも豪快な滝があった。
車を止めて見に行く。
滝の下辺りに、親子連れのシカがうろうろしていた。
母鹿につきっきりの子鹿は
ほとんどディズニー映画のバンビそのものだった。


滝から車までの間に変なネコがいた。
動かないのだ。
起きているのか寝ているのかもわからない。
ずっと目をつぶっていて、開けもしない。
ぼばんが指でつっついてもピクリとも動かない。
僕は眉間の皮を指で押さえ上げて、目を開けようとした。
でも動かない。
ヒゲを軽く引っ張った。
でも動かない。
変なネコ。


観光船乗り場のあるウトロというところに到着。
観光船のチケットを先に買って、出航する前に腹ごしらえすることに。
前の日には海鮮丼を食べたので、なんか他のもんはないかと探す。
全然ない。
やはりここもカニ・ホタテ・イクラが名物らしい。
どの店にするかを選ぶ人をルーレットで選ぶ。
僕になる。
考えるのも時間のムダなので、目の前にある店をチョイス。
大きい店なのだが、誰一人お客がいない。
カニラーメンを注文。
あまり期待してなかったけど、意外とおいしい。
塩ラーメンだった。


船乗り場へ走っていく。
乗船。
船内には目もくれず、そそくさと一番上の甲板へ。
雨降ってなくてよかった。
ボイラーというか煙突のすぐ横の手すりを陣取った。
出航して、半島の先の方向へ。
知床半島は海に接しているところがほとんど崖になっているのがわかる。
冬〜春にやってくる流氷が海岸を削ってできた地形だそうだ。
自然の雄大さを感じることが出来た。
先ほど観たオシンコシンのような滝がいくつか見えた。
それを観るために片側に人が集まってしまい
重みで船が傾いていた。
半島にはかなり高い山があるらしいのだが、
霧で上のほうが見えない。
また霧だ。
この旅行は霧との縁が強いようだ。


半島の途中あたりまで行って引き返す。
そういうコースなのでしかたがない。


港に着き、船を下りる。
船乗り場の目の前にある巨石・オロンコ岩に登ることに。
カモメかウミネコかしらんけど、そんな鳥の巣がいっぱいあるような岩。
また急な階段を上る。
頂上に到着。
下から見ると、ただの岩にしか見えなかったけど、
頂上には、植物が茂っていて、きれいな花もつけていた。
鳥が食べた実などから育った植物らしい。


今度は知床五湖へ行く。
五つの湖があつまったエリアで、
3〜5番目の湖は、熊出没の危険があるため
立ち入ることが出来ないらしい。
一湖のほとりで、一同すでに飽き始めていた。
前の日に見た、釧路湿原とあまりかわらない。
仲間の誰かが湖の対岸あたりに女子高生が何人かいるのを見つけた。
よし!女子高生に追いつくぞ!と、意気込む一同。
目的がなんか変わりつつあった。
結局追いつくことが出来なかったが、
また野生の鹿に出会った。
というか、知床は鹿だらけだ。
もちろん奈良公園とか宮島ほどはいないが、
それでも野生の鹿とのエンカウント率はかなり高いと思う。


次は知床峠に向かう。
峠に行く途中に、この旅行で初めて日の光と青い空を見る。
がしかし、峠にはまた霧が(以下略)


峠を出発して、宿のある網走へ。
もうひたすら走るだけ。
2時間くらいかけて到着。
シティホテル、ビジネスホテルと続いて、
なんとも豪華そうな温泉ホテルだった。
3棟に分かれていて、フロント、大浴場、食堂、部屋が別々の棟にあった。


5人部屋だった。
さっそくメシ。
なんと懐石料理みたいな豪勢な和食だった。
もうなんだかよくわからんような料理が多かったが、うまかった。
部屋にかえって風呂まで一休み。
Mステを見る。
アンジェラ・アキが出ていた。

風呂から出てyamaは疲れのあまり眠ってしまった。
彼を除くエアホッケーワニワニパニックをしにゲーセンへ。
なんかしらんが、盛り上がった。
とくにワニのほう。
ぼばんは、次の日腕が痛いというほど力を入れてやっていた。


早々と10時くらいに電源を落とされて、部屋に戻り寝ることに。
この日は移動が多くて疲れた…